20260822_ラヴ上等とクリエイター
ものすごく話題になっているネトフリと法務省とのタイアップ番組。
批判炎上を受けて法務省がタイアップを中止したということだ。
AIによれば企画制作は電通、アドブレーン、blender が担当しているとのこと。
制作陣を取り巻く環境が影響したとは思うが、
このような炎上リスクは「作り手」であれば、絶対に想定したはず。
殺人未遂にも聞こえる“武勇伝”を語る出演者を、
あたかもアニメのヒーローやヒロインに仕立て上げるプロセスで
実際に存在するであろう被害者に対する配慮、気遣いが芽生えないはずがない。
想像力の欠如か、それとも全て分かった上でのことか。
昭和世代、ヤンキー・不良カルチャーは大いに消費されてきたコンテンツだ。
しかしそれはあくまでも記号でありフィクションだった。
受け手もリアルとエンタメの境界線を理解していた。
昨今のネット配信コンテンツは、
より過激で危険でリアルなものが数字として価値を持ち、
人間本来のモラルや倫理観を見失わせている。
制作者、表現者、発信者、
クリエイターは、
人としての正義を見失うな。
人道的であることを忘れるな。
加害行為を美化して、被害者の尊厳を踏みにじるな。
ー
保護司の活動を紹介する紙面を依頼されたことがある。
制作を進め、活動を深く知るにつれ、
どうしても確認せざるを得ないことがあった。
「被害者についてどう思っているのか」
さまざまな事情やケースがあるので これについては、当事者にも答えが出せない難しい心持ちなのだという。
現在保護司の数はどんどん減っており、
かつ保護対象者には外国人も増えてきているという。
ただでさえ減少している日本人が、貴重なリソースを割いて 付きっきりで外国人犯罪者の更生(仕事や住まい)をサポートする時代。
全てが歪(いびつ)で釈然としない。
それでも歴史を調べ、最大限に理解を示し、その善なる動機を信じて
仕事を受けた制作者としての自分・・・
人のことは言えない。クリエイターとして常に自分の問題なのだ。
正義や善悪なんて、0か100では割り切れないが
自戒を込めてこの問題を書き留めておきたい。

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