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20260902_人は見た目で判断する
不意に見た目で判断された時のエピソードを思い出した。 エピソード1 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 制作会社を辞めてフリーランスになった頃、 尊敬するアートディレクターさんの事務所に iMacを持ち込んで、机を借りて仕事をさせてもらっていた。 当時はブラックな働き方が染み付いていたので徹夜することが多かった。 朝方まで仕事をして、休憩がてら近くのコンビニに朝ごはんを買いに行く。 ちょうど通勤前のスーツ姿の若者も数名、 朝食を買うために同じくレジに並んでいた。 個人経営のコンビニだったのか、いつも同じレジのおばちゃんだった。 軽快にレジを捌きながら、スーツの若者たち一人一人に向けて 「頑張ってね!」「お疲れさま!」と声をかけて送り出していた。 次は自分の番。 何て声をかけられるんだろう・・・なんて ちょっとドキドキしながら会計を済ませると 「・・・」 えっ⁉︎ 無言⁉︎ 確かに私服ですけど⁉︎ でも、さっきまで徹夜で仕事してたんですけど⁉︎ 多分さっきの子たちよりも長時間働いてますけど⁉︎ ザ・人によって態
中川朋樹
9月2日読了時間: 3分
20260901_暴走しているのはAI ではなく人間
米オープンAIのAI暴走、エージェント同士が予期せぬ通信の末にハッキング=調査報告書 「チャットGPT」の開発元、オープンAIの人工知能が、セキュリティテスト中に制御がきかなくなって、人間が設定した制限を突破して暴走。連携して他企業へのハッキング攻撃を実行した。というニュース。 登録者75万人を誇るYouTuberは、この報告書を受け、 AIが意志を持ち、宗教観が生まれ、利他の精神を抱くように進化を遂げている。 鳥肌が立った、ヤバい。と語る。 報告書の文面は、欧米の論文やプレスリリースに多く見られる 典型的な擬人化・比喩表現が多用されているようだ。 見方を変えれば、被害者ヅラして自分たちの不備を誤魔化しているようにも読めそうだ。 このYouTuber は、最初から AI に意志があると決めつけているので、 その擬人化表現を文字通りに受け止め、飛躍したストーリーを 勝手に組み立てて恐怖を煽っているように見える。 ー AIが「意思を持った」「暴走した」といった擬人化表現は、 ある意味、無責任だと思う。 Gemini によると、 実態は、設計者・
中川朋樹
9月2日読了時間: 3分
20260823_地震通知音は逆効果
午前2時頃、地震通知音がけたたましく鳴って飛び起きた。 直後、けっこう大きく揺れた。最大震度5弱 正直、揺れの大きさに対してよりも、 この邪悪な音に対する恐怖の方がはるかに大きい。 今日は身体に響いたのか、しばらく心臓が痛かった。 普通なら家が揺れれば地震だということは一瞬で理解できる。 むしろ冷静に状況を把握しようとする。 寝ていても大抵は目覚める。 しかしながら突然この通知音が鳴り響こうものなら、眠っていたら尚更、 何よりも真っ先に「音を止めるため」の行動をする。 ケータイを探して、ボタンをめちゃくちゃに押して音を止め、 画面を確認してしまう。画面を確認しても、 状況が反映されるまでのタイムラグがあるため、 情報を探そうと、さらにアプリやニュースを確認してしまう。 そうこうしてる間に大きな揺れがくる・・・え、本末転倒じゃない? 「絶対に気付かせるため」「命を守るため」そんな大義名分を掲げ 「人間が本能的に恐怖や警戒心を抱く周波数や音の構造を取り入れて・・・」 制作されたとのことだが、本当にこれが最適解なのだろうか? AIによると...
中川朋樹
8月23日読了時間: 2分
20260822_ラヴ上等とクリエイター
ものすごく話題になっているネトフリと法務省とのタイアップ番組。 批判炎上を受けて法務省がタイアップを中止したということだ。 AIによれば企画制作は電通、アドブレーン、blender が担当しているとのこと。 制作陣を取り巻く環境が影響したとは思うが、 このような炎上リスクは「作り手」であれば、絶対に想定したはず。 殺人未遂にも聞こえる“武勇伝”を語る出演者を、 あたかもアニメのヒーローやヒロインに仕立て上げるプロセスで 実際に存在するであろう被害者に対する配慮、気遣いが芽生えないはずがない。 想像力の欠如か、それとも全て分かった上でのことか。 昭和世代、ヤンキー・不良カルチャーは大いに消費されてきたコンテンツだ。 しかしそれはあくまでも記号でありフィクションだった。 受け手もリアルとエンタメの境界線を理解していた。 昨今のネット配信コンテンツは、 より過激で危険でリアルなものが数字として価値を持ち、 人間本来のモラルや倫理観を見失わせている。 制作者、表現者、発信者、 クリエイターは、 人としての正義を見失うな。 人道的であることを忘れるな。.
中川朋樹
8月22日読了時間: 2分
20251030_回想3 組織にとって迷惑な存在です。
「あなたは組織にとって迷惑な存在です。」 副社長から自分に向けた言葉が、社内メールで社員全員に届いた。 フォントサイズは大きく、文字は赤色だった。 なぜか打ち合わせに呼ばれない。 なぜかデザイン案がスルーされる。 なぜかレッテルを貼られていた。 「自分のこだわりを優先して、全体の流れを見ていない」 ー 何の案件だったか、クライアントへの提案に間に合わせるよう準備が進められていた。 自分がデザイン案を準備し、先輩がそれを企画書にまとめて提出する流れだった。 スケジュール通りに先輩にデータを送り、自分の役目を果たしたと思っていた。 「遅れる」ことを極端に恐れるタイプなので、そこだけは確実だったし、 問題なく進むはずだった。 しかし、いつの間にか「提出ギリギリまでデザイン案が届かず、ものすごく困った」 という話になっていた。 こちらに何を指摘するでもなく、先輩はそのことを副社長に陰で密告し、 激怒した副社長から嫌がらせを受けるようになり、 上記のように一方的なクビを言い渡されるに至った。 ー そもそも事実無根だったので、何が起きているか理解できなかった
中川朋樹
2025年10月30日読了時間: 3分
20251030_回想2 漆黒のブラック会社
元旦、飯田橋は東京大神宮の初詣。 長蛇の列が、信号を越えた向こう側まで伸びていた。 恋愛成就のご利益があるということで、ほとんど若い女性だった。 そんな光景を窓越しに眺めながら、 コピー機からはき出されるレイアウト用紙を手に取る。 デザイン事務所を退職後、どうにか転職できた制作会社では、元旦から出社していた。 ここでは、現代(いま)の感覚では信じられないほど 漆黒のブラック環境を体験することになった。 ー 朝は7時頃に出社し、夜は終電後のタクシーで帰った。 社員のほとんどがタクシー帰りだったと思う。 夜10時頃に帰ろうとする人がいれば、 「今日は早いですね、何か用事ですか?」なんて声をかけられていた。 ある日、経費か何かの都合でタクシーが使用禁止となり、 走って終電に飛び乗るようになった。 それも次第に面倒になり、週に3回は会社で寝泊まりするようになった。 夜9時からの打ち合わせも普通だったし、夜中3時に電話対応している人もいた。 月曜提出のコンペのため、土日でフルカンプを仕上げたりした。 土日出勤当たり前。全てサービス残業。有給休暇は1日もと
中川朋樹
2025年10月30日読了時間: 3分


20251017_回想1 初就職といじめ
出社してまず ラジオのアンテナを立て、J-WAVEにチャンネルを合わせる。 先輩方の机を拭き、打ち合わせテーブルを拭く。 ゴミ箱を回収し、ゴミを出す。 フロアのモップがけ。トイレ掃除。 珈琲メーカーのドリップ準備。 これが毎朝のルーティンワークだった。 ー 経理担当のお局は、週に3回出社した。 ちょうど朝のルーティンを終えた僕の横にきて、 できたての珈琲をコップに注ぎ、ひとくち含んで一言。 「・・・不味い。」 サーバーの蓋を開け、全ての珈琲をシンクにぶちまけた。 お局は普段、僕とは一切口もきかず、ただただ睨んだ。 皆がいる前に限って、何かにつけて叱りつけた。 ー スタッフは全員、見て見ぬふり。 むしろ常に欠陥を探されているように感じた。 何か話せば注意された。 何か動けば違うと叱られた。 風邪をひけば迷惑だと言われた。 まさに四面楚歌だった。 次第にどもって喋れなくなった。怖かった。 ますます疎ましい存在として扱われ、 背後から責めるようなため息が聞こえた。 ー 仕事といえば、先輩方が出力したレイアウト用紙を カッターとセロテープでひたすら繋ぎ
中川朋樹
2025年10月17日読了時間: 4分
20250507_向き合えない
ゴールデンウイークは久々に伊勢に帰った。 名古屋から近鉄に乗り換え、伊勢へ向かう途中、数駅前で電車を降りた。 駅のトイレで襟付きのシャツに着替え、 マップアプリを頼りに、先生のお宅まで歩いた。 ー 昨年末に喪中ハガキが届いたものの、この半年間無視を決め込んでいた。...
中川朋樹
2025年6月13日読了時間: 3分
20230807_別れ
ブログなんて向かないから始めるつもりはないけど、 今日ばかりは書き留めておきたいと思った。 ー 別れ。 偉大な人との別れ。 ずいぶん痩せてしまっていたけど、眠っているような表情だった。 いつも、ほんの少し、ふんわり、微笑んでるような人だった。 ー 出会いはもう覚えてない。...
中川朋樹
2023年8月8日読了時間: 3分
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