20260902_人は見た目で判断する
不意に見た目で判断された時のエピソードを思い出した。
エピソード1
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制作会社を辞めてフリーランスになった頃、
尊敬するアートディレクターさんの事務所に
iMacを持ち込んで、机を借りて仕事をさせてもらっていた。
当時はブラックな働き方が染み付いていたので徹夜することが多かった。
朝方まで仕事をして、休憩がてら近くのコンビニに朝ごはんを買いに行く。
ちょうど通勤前のスーツ姿の若者も数名、 朝食を買うために同じくレジに並んでいた。
個人経営のコンビニだったのか、いつも同じレジのおばちゃんだった。
軽快にレジを捌きながら、スーツの若者たち一人一人に向けて 「頑張ってね!」「お疲れさま!」と声をかけて送り出していた。
次は自分の番。 何て声をかけられるんだろう・・・なんて
ちょっとドキドキしながら会計を済ませると
「・・・」
えっ⁉︎ 無言⁉︎
確かに私服ですけど⁉︎ でも、さっきまで徹夜で仕事してたんですけど⁉︎ 多分さっきの子たちよりも長時間働いてますけど⁉︎
ザ・人によって態度を変える接客を体験!
人は見た目で判断されるという残酷な現実が 骨身に染みた瞬間だった。
エピソード2 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後、今の北区に引っ越し、 最初は風呂なしの古いアパートに住むことになる。
近所には、まさに地元民のためといった風情の 家族経営のラーメン屋さんがあり、かなり頻繁に通っていた。 カレーやらオムライスばかり食べて、ラーメンを注文したことはない。
付近で工事などがある期間は土方の兄ちゃんたちもよく食べに来た。
男臭い集団に紛れて、もやしのような自分が間に座ることも多々あった。
年の瀬だったか、おばちゃんが土方の兄ちゃんたちに、
「年末はいつまで仕事なの?」って会話を始めた。
「大変ね〜」そんなラリーが始まる。
カウンターの並びには僕も座っている。
「自分は○日までっす」隣の兄ちゃんが答えた。
え、次、自分の番⁉︎ どうしよう。何て答えよう?
正月もほとんど関係なく仕事してるし〜、実家に帰る予定もないし〜
・・・なんてドキドキしながら考えていると、
「・・・」
そこで会話が終わった。
おおーい⁉︎ この流れで、聞いてもくれないの⁉︎
確かに私服ですけど⁉︎ 自分の仕事の話なんてしたことないですけど⁉︎
でも結構がんばって働いてるんですけど⁉︎
毎日のように中年の髭面が昼飯を食いに来てたら、
何してんだコイツって、そりゃ思うでしょうけどさ。
デジャブ感がすごかったよね。
このおばちゃんもそんな風に見ていたんだと思うと切ない。
人は見た目で判断されるという現実が 骨身に染みた瞬間アゲインだった。

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